- TPN輸液1000mL中のアミノ酸量(蛋白量)は1号、2号、3号と増えるにつれて20g、30g、40gと増えます。(3号は1号の2倍のアミノ酸を含むことになる)
- ビーフリード輸液1000mLは末梢輸液ですがアミノ酸30gを含みます。同じ1000mLならエルネオパ輸液1号よりも蛋白量をかせげます。
- アミノレバン点滴静注は、「アミノレバンENが飲めない人用の栄養輸液」ではないんです。「肝性脳症治療薬」なのです。食事との併用により蛋白負荷増による高アンモニア血症、長期投与によりClイオン負荷によるアシドーシスが起こることがあります。
- 亜鉛製剤(ポラプレジンク錠、酢酸亜鉛錠)投与中は血清Znの他、血清Cuも定期的にチェックを!Zn過剰で低Cu血症のリスクがあります!
- **エンシュアHは他製剤と比較してカリウム、脂質を多く含んでいます。**高K血症や下痢になった際は、同じ医薬品の中ではラコールNFやエネーボに変更すると改善することがあります。
- **酸化マグネシウム錠や口腔内崩壊錠(OD錠)では、とろみ剤(グアーガム、キサンタンガム)で服薬した場合にうまく溶けずに錠剤のまま便に排出されてしまうことがあります。**とろみ剤を使う場合は、錠剤をつけたまま放置せずすぐに飲ませてください!それでも効果が得られない場合はとろみ剤もしくは薬剤の変更をご検討ください。
- リン製剤はNa負荷にもなるので注意(ホスリボン1包あたりNa4mEq、NaClとして0.24g、リン酸Na補正液1本あたりNa 15mEq、NaClとして0.88 g)。