薬剤師からのコメント
- 酸化マグネシウム 「便通異常症診療ガイドライン2023 慢性便秘症」より
高齢者は、投与量や投与期間に関連して高マグネシウム血症の発生に注意が必要とされており、定期的な血清Mg濃度測定が推奨されています。
クレアチンクリアランス30mL/min未満は禁忌とされており、e-GFR30mL/min/1.73m2未満の患者への投与は慎みましょう。
酸化マグネシウムは胃酸・膵液の作用を経て浸透圧作用を有することから、PPIと相互作用を示すことも報告されています。
- モビコールLD 1包あたり60mlの水に溶かして飲みます。飲水制限がある場合は不向きな薬剤です。
- アミティーザ 特に65歳未満の女性で吐き気の頻度が高いと言われています。
- リンゼス、グーフィス 食前投与です!
- 刺激性下剤 センノシド、センナは腸内細菌の働きを借りて効果を発揮します。腸内環境が乱れている場合は効果が出にくいので薬剤を変えるか整腸剤併用をご検討ください。
- ポリフル 高Ca血症に注意。中等度~高度腎不全には使用しない(組織への石灰沈着)。